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JUN TERAO: 私の仕事には「うれしいとき」がたくさんあります

「自分がデザインしたメガネがプロトタイプになったとき、量産が上がってきたとき、 それらが展示会に並んで評判が良かった時、 お店に並んでいるのを見かけたとき、 街で人が掛けているのを見かけたとき......これらの瞬間が、私の仕事の大きな喜びです。 これらこそが、私の仕事の意味であり、うれしいときなのです」。 この言葉は、「自分にとって仕事とは何か」という問いに対するJunの答えです。

大切な意味をもつ言葉。 熱意を込めた仕事への想いが伝わってくる言葉。

Junは、アイウエア業界の重要エリアである日本とアジア地域を担当する、De Rigo Japanのチーフデザイナーであり、製品の研究開発はもちろん、プロダクトデザインも担っています。
他のデザイナーと生産管理チームとやりとりをしながら、商品を作っています。

Junとって、こだわりのデザインと素材のクオリティは、ハイエンドな高級品への憧れがますます高まっているアジア市場のニーズに応えるための完璧な錬金術といえます。 彼の仕事のベースにあるのは、日本においてメガネ用メタルとしてチタンが最も多く採用されていることを考慮した注意深い素材選びや、アジアの消費者の嗜好を把握し、何が好まれ、新しいモデルを作ることで彼らをどう満足させられるかを常に念頭に置いた製品作りです。 また、インターナショナル・コレクションの素材、フィット感、デザインをもとに、できるだけ効果的に製品をパーソナライズし、De Rigoグループの各ブランドに新しい特別な製品を提案し制作することも彼の仕事です。

どんなに仕事が忙しくても、Junは自由な時間のほとんどを家族のために捧げています。 週末は家族と共に過ごし、自身も充電すると同時に、家族に愛情を注ぐのです。 こうすることで、彼の行動のすべてを分かち合うという本質的な意味合いもあるのです。 そんなJunが唯一、自分だけのために持っている趣味があります。 走ることです。 それは自分に向きあう自分だけの時間なのです。 走っている時、思考が解放され、自由に新しいコレクションのアイデアがひらめくのです。 また、Junにとって走ることは、絶え間ないトレーニングでもあります。10年前から始めたマラソンレースに新たに挑戦するために。

走るとき以外は仕事に精を出します。なぜなら、仕事は彼にとって最も自然な行為であり、新たな「うれしいとき」を見つけることができる行為だから。